「期間工って実際どうなの?」と気になってる方は多くいると思います。
どんな職場で実際に稼げるのか、パワハラやいじめなんかもあるんじゃないのかと、働いたことがない方は不安になりますよね。
そこで、実際に期間工で働いた経験から実際にどうなのか?ということを実体験をもとに紹介します。
期間工ってどうなの?と疑問を持っている方のモヤモヤを、スッキリとできたらいいなと思って紹介します。ぜひ最後まで目を通してみてください。
期間工って実際はどうなの?
結論から言うと、僕自身は期間工で働いてみて良かったというのが1番に印象に残っています。
もともと期間工に応募した目的が「数年間でいくら貯金が欲しい」という明確な目標があって、目標には至らなかったんですが、大きな貯金ができてその貯金を元手に数年間の海外生活を送れたからです。
もしも普通に地元の工場で働いたとしても、期間工でできた貯金をすることはできずに友達と遊んだりしてダラダラと過ごして、変わらない生活をして終わっていたと思います。
なので数年間で大きな貯金ができたことと、キツい期間工の仕事をやり切れた経験は、今でも忘れることはなく自分自身の成長につながったと思っています。
自分の店を持ちたいとか、何か事業を起こしたいと考えて貯金が必要な人なら、期間工で数年間頑張ってやってみることはおすすめします。
期間工の仕事内容はどうなの?
1番気になることだと思いますが、期間工の仕事は本当にキツい仕事です。
何がキツいかというと、期間工で働き始めてから辞めるまで、ずっと同じことをしなければならないことです。
働き始めて始めの月と次の月くらいまでは、仕事に慣れるのに精一杯で、寮に帰ってからも自分でいろいろとやらなければいけないことが多く、時間の経過は本当に早く感じます。
ですが、仕事に慣れてから自分の仕事をこなせるようになると、時間の経過が遅く感じられ、人と話さないような工程の仕事だと「自分は何をやっているんだ」と疑問に持つようになります。
期間工の仕事内容もキツいですが、本当にキツいのは仕事をしてても全く時間が経たないことが本当につらいんですよね。隣の人と話せるような工程だとずいぶんと違いはありますけど。
工場で働いたことがある方ならわかると思いますが、黙々と同じ作業をやるのは、自分がロボットにでもなったように感じますよね。
期間工の仕事がキツいとか、ツラいとか良く聞きますが、本当につらいのは1日が本当に長く感じられ、同じことの繰り返しの毎日で、目標があるにしても「自分が何をやっているのか」わからなくなります。
軽いうつ状態ですね。
交代制の勤務が慣れなかった
期間工の工場は工程によっては24時間フルで稼働している工程もたくさんあります。
僕自身も3交代の勤務だったので、1週間の交代勤務で生活の時間帯が変わり、週の終わりに慣れてくると、また別の時間帯と変わるため、最後まで慣れませんでした。
これを聞くと昼のみの勤務が良さそうと思うかもですが、夜の勤務時の給料が期間工ではすごく高く、昼の勤務のみだとあまり稼げないんですよね。
数か月すれば慣れるだろうと思っていたんですが、この勤務の交代には辞めるまで、体が慣れることはなかったです。
考え方にもよると思いますが、昼の勤務が終わって夜の勤務になるときは、金曜日の15:00くらいに終わって、次の週は月曜の夕方からなので、ゆっくりとできる週末でもあります。
反対のときもありますけどね。
寮での生活はどうなの?
僕の場合では完全に個室の寮だったので良かったのですが、期間工のブログなんかを見てみるとメーカーによっては相部屋になることもあるみたいですね。
人との付き合いが上手い人だと問題なく、相部屋のメリットもあるようですが、正直言って相部屋だったら最後まで期間工で働けていたかは微妙なところです。
寮には食堂も付いていてコンビニで買う食事よりも、安くて温かい食事ができるのは本当に良かったと思っています。
相部屋になると一緒にご飯が食べれるので、仕事の愚痴を言ったりして、同じことを共有できるのはストレスの解消にもなると思います。
ただ相部屋だと同居人に気を遣ったり、音漏れなどの問題もあるので、寮はできれば完全個室の寮か、ワンルーム寮を完備している期間工が個人的にはおすすめです。
期間工でいじめはある?
これも期間工のあるあるですが、男だけが大勢集まった職場になるので、「いじめ」みたいなことも良くあります。
僕自身も「いじめ」まではいかないまでも「いじめ」に近い状態のことは味わったことがあります。
自分の仕事はしっかりとこなしていても、何かと言ってくる奴がいて、自分は悪くなくてもとにかく謝っていた時期もありました。
多くの人が集まる職場なので、やっぱり10人に1人は「変な人」がいるんですよね。
ただ、同じ期間工の前に入った人達に助けてもらえて、誰も相手にしてなかったような人だったので、気にせずに続けることができました。
「いじめ」までは行かないまでも絶対に「変な人」が中にはいる職場であることは変わりありません。
変なのがいても「怒られていれば給料がもらえる」と割り切って目標の貯金を貯めるまでの辛抱だと思えば、なんとか乗り切れます。
給料日が本当に嬉しい
どの期間工にも共通して言えるのが、期間工の工場は決まって田舎の方にあります。
車もないので休みの日には、近くにあるスーパーやインターネットカフェくらいしか行くところがないんですよね。
寮のまわりには本当に何もないので、給料はそのまま銀行口座の中に毎月貯まっていきます。
期間工は本当にキツい仕事ですが、給料日の度にお金が貯まっていくので、給料日は本当に嬉しくて次の日からのモチベーションにも大きく繋がります。
さらに半年おきにある慰労金やボーナスも、数十万もらえるので、それもそのまま貯金できるのは本当にテンションが上がります。
パチンコやギャンブルをやらなければ期間工では、勝手にお金が貯まっていくようなイメージです。
地元の工場などで働いていたら、こうも簡単に貯金ができたかというと、そうも簡単には行かなかったはずですね。友達もいるのが地元なので周りに何もない期間工の環境も良かったと思います。
まとめ
何か目標があって貯金がしたい人には期間工に数年間行ってみるのは、良い選択だと思います。よくよく考えると何もできない素人でも月に30万円も稼げる仕事は他にないですからね。
仕事内容もキツいですが、本当にキツのは仕事に慣れてからの時間の経過との闘いで、交代勤務も生活のリズムが狂うのでツラいです。
ただ、期間工でも作業が楽な部署や工程もあるので、そこに配属になれば楽して稼げることになり、ここで紹介したキツさやツラさを感じることはないかもしれません。
配属先が決まるのは「運」の要素が大きく、なんとも言えませんけど。
目標があって貯金がしたい人は、とりあえず3か月か6か月のスパンで頑張ってみるのもアリだと思います。
もともと期間工の契約は3か月ごとの更新なので、最低3か月の満了で辞めることも可能です。
あと、あまり知られていないですが、トヨタやホンダなどのメーカーの直接雇用も良いですが、寮が相部屋になる可能性も多く、派遣会社でも入社祝い金やワンルーム寮を完備しているところも多いので、そちらもおすすめです。
給料面やボーナスと寮などの条件をしっかりとチェックして、応募することが大事ですね。